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インプレッサ競技車選びの注意(型式指定番号)
スバル、富士重工業では、専用ECUなどでチューンしたGDBの限定車「S202」「S203」「S204」などを発売しています。STIチューニングの280馬力オーバーマシン(320馬力)なので「そのままダートラやジムカーナのN車両に使えれば……」と思いたいところですが要注意。
これらの車両は、たいてい自動車メーカー以外の「架装車両」とされ、車検の際に持ち込み登録となり、車検証の「型式指定番号」が変更されている(消えている)ことが多くなっています。
JAF国内競技車両規則、第3編「スピード車両規定」第1章「一般規定」第2条「車両の定義」の「スピードN車両」や「SA車両」の項目によれば『道路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)に適合し、かつメーカーラインオフ時の諸元が変更されていないもの(当該自動車の自動車車検証の型式指定番号欄に型式指定番号が記載されているもの……)』とあります(05年規定から型式指定番号に関する記述が加わり明確にされた)。
つまり型式指定番号が消えているクルマはJAF公認ダートラやジムカーナのベース車両としては選択できないとされています。実はスバル、富士重工業の「特別仕様車」にも当てはまるものがあります。
GDB丸目モデルB型「WRX STi Prodrive Style」や、GDB涙目モデルE型「WRX STi specC TYPE RA」、GDB鷹目モデルF型「WRX STI specC TYPE RA 2005」、GDB鷹目モデルG型「WRX STI specC TYPE RA‐R」などは型式指定番号が消えている可能性が高いです。詳しくは車検証を確認しないとわからない事柄なのでベース車選びには注意が必要です。
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